快眠の習慣

ぐっすり眠れていますか?
目覚めはさわやかで、すっきり起きられますか?

寝付きが悪い、眠りが浅い、なんとなく目覚めがすっきりしない。
夜中に何度も目が覚める。忙しくて、睡眠時間が十分にとれない。

睡眠に関するなんらかの問題をかかえているひとの数は、かなりの割合になるのではないでしょうか。

睡眠中に、脳がどのような働きをしているのかについての研究は、まだ歴史が浅く、専門の睡眠外来のある病院も、ほとんどないようです。

精神科や神経内科の診療業務の一環として、睡眠障害を専攻する医師が治療に当たっているという現状のようです。

慢性的な睡眠不足が、社会全体の常態になっているアメリカや日本では、マイクロスリープという、本人さえ気付かないような一瞬の眠りから引き起こされる事故で、たくさんの命さえ失われていることは、あまり認識されていません。

こころとからだの健康の為には、基本的なことだけに却ってなおざりにされている、一定の睡眠時間を確保することを、真剣に考えるべきです。


寝酒は寝付きを良くするようで、実は、眠りを浅くし、睡眠の質を落とします。

質の良い眠りを効率よくとる=必要最小限の睡眠時間で済ませるには、週末、連休でもウィーク・デイでも、同じ時間に床につき、同じ時間に起床する習慣を作ること。

心配事は寝室の外に置いて、(ノートにでも書き出して、一時預けにして)、暑すぎず、寒すぎない、十分暗くて静かな寝室で、リラックスできる服装で眠りましょう。

わたしの安眠法をお伝えしますので、よろしければ一度、試してみてください。

左手の平を肋骨の一番下にあてて、内蔵をあたためましょう。 不思議と気持ちが落ち着きます。

目を閉じたら、あれこれ考えないで閉じたまぶたの中で、ぼんやりと目をこらして見てください。夜のいろいろな音が聞こえてきたとしたら、その音全体をいちどきに全部聴く感じで受け止めながら。どれかひとつの音に意識を向けてはいけません。

頭の中にひらがなで、「ひとつ」と浮かべて見つめ、「ひと〜〜〜つ」と思いながら、口から静かに息を吐きます。口元にある幻の笛に肺の中の空気を全部吐き出すつもりで、下腹部と内ももに力を入れ、肛門を締め上げる感じで8秒かけて息を吐くのです。

息を吐ききったところで、8秒間、息を止めます。この間、下腹部には力を入れたままです。

次の8秒間で下腹部の力を緩め、空気を吸い込みます。下腹部全体が吸い込んだ空気でいっぱいにふくらむイメージです。

最後の8秒間は、ふたたび息を止め、下腹部に力を入れて、さっき吸い込んだ空気を下腹部から胚の中に流し込む様な感じで胸骨をひらいてください。 (8秒が苦しいときは、7秒単位で)

ここまでの32秒が「ひとつ」。これを「ふたつ」、「みっつ」と繰り返し、「とぉ」まで数えます。

時間にするとたった320秒、5分20秒ですが、からだの末端まで血液がめぐり、眠っている間の成長ホルモンの働きを高めてくれます。

余録として、腹筋を使うことが腸の動きを良くするのか、翌日のお通じを助けてくれます。トイレでいきまなくても良くなりますよ。



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