食品交換表

表5の食品群


炭水化物=0g たんぱく質=0g 脂質=9g /1単位(80kcal)あたりの栄養素の平均含有量

サラダ油や脂質を特に多く含む肉などの油脂、多脂食品が表5の食品になります。 ピーナッツ、くるみなどのナッツ類もこの多脂食品に入ります。

たとえば、
一日の指示栄養摂取量が23単位(×80)=1840kcalの人の場合には、2単位 (×80) = 160kcal、
それ以外の人たちの場合はエネルギー1単位 = 80kcal 分を表5の食品でまかないます。

ちなみに、バターなら10g、ピーナツなら15g、植物油なら10gが1単位になります。
少量で高エネルギーになるので、取りすぎになりやすい点に気をつけないといけません。

ところで、動脈硬化の原因となる飽和脂肪酸の多い動物性の食品よりは、 不飽和脂肪酸の多い植物性の食品から摂取するほうが好ましいと、言われ長年そのように指導されてきていましたが、 話はそれほど単純でもなさそうです。
アレルギーやアトピーの一因である炎症反応をリノール酸が引き起こしている可能性が。 また、バターよりはマーガリンの方が体に好いというのも、どうやら間違いらしいです。マーガリンに多く含まれるトランス型脂肪酸は、 心臓病の危険因子で動物実験では腎臓障害を引き起こすこともわかっているため、欧米では規制や表示が義務付けられているそうです。 常温では本来固形化しないはずの油を、固形化させるために水素を添加するのですが、その過程でできるのがトランス型脂肪酸です。 金城学院大学薬学部教授の奥山治美先生は、油脂に関する著作を沢山出されています。興味のある方は、購入して読んでみてください。

奥山治美先生の著書はこちらでご覧ください。



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